水素先端世界フォーラム(開催報告)
International Hydrogen Energy Development Forum
主催:福岡水素エネルギー戦略会議、独立行政法人産業技術総合研究所
国立大学法人九州大学、文部科学省21世紀COEプログラム
「水素利用機械システムの統合技術」グループ
後援:独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
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2月1日(木)、2日(金)の両日、水素材料に関する研究者らが一堂に会する「水素先端世界フォーラム」を開催しました。フォーラムでは水素分野の世界企業による「今後の水素戦略」や材料分野の第一線で活躍する研究者による成果発表が行われ、最後まで多くの参加者でにぎわいました。
2日目の九大伊都キャンパス視察や材料グループワークショップも終始熱心に議論が行われました。
雪の舞う悪天候の中、320名もの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。盛況のうちに終了することができましたことを、心からお礼申し上げます。
このフォーラムは、来年度以降も引き続き開催してまいります。今後とも皆様のご期待に添える活動を目指し頑張ってまいります。 |
水素先端世界フォーラムの風景 |
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記
(第1日目)
1.日時 平成19年2月1日(木) 9:30〜19:00
2.場所 ホテルオークラ福岡(福岡市博多区)
3.日程
9:30〜9:50 『開会式』
・主催者挨拶 戦略会議会長 羽矢 惇 新日鉄エンジニアリング(株)代表取締役社長
国立大学法人九州大学 梶山 千里 総長
・来賓挨拶 九州経済産業局 川口 修 局長
福岡県 麻生 渡 知事
9:50〜12:00 セッション1
『世界企業の水素ビジネス戦略とセンターへの期待』
「燃料電池自動車の開発とセンターへの期待」
トヨタ自動車(株)FC開発本部FC開発部長 小島康一 氏
「次世代エネルギーへの挑戦〜グローバルな水素ビジネスの創造に向けて〜」
シェル・ハイドロジェン副社長 Duncan Macleod 氏
「ヨーロッパにおけるエア・リキード社の水素社会への取り組み」
エア・リキード社バイスプレジデント
R&D事業本部長 Francois Jackow 氏
13:30〜17:15 セッション2
『水素関連新技術開発に向けた挑戦』
「水素脆化における微視組織の役割を明らかにするための材料工学/材料力学アプローチ」
イリノイ大学 教授 Petros Sofronis 氏
「水素ガス環境中で使用される鉄系合金の性能予測」
サンディア国立研究所 Brian Somerday 氏
「繰り返し塑性変形における水素の作用機構について」
ボルドー第一大学 教授 Jean-Marc Olive 氏
「金属疲労に及ぼす水素の影響」
水素材料先端科学研究センター長 九州大学 副学長 村上敬宜 氏
「トライボロジーにおける水素」
九州大学 教授 杉村丈一 氏
「中国における水素エネルギー・燃料電池の先端研究」
清華大学 教授 張 興 氏
「分子動力学法の材料強度への適用(水素効果の研究へ向けて)」
京都大学 教授 宮崎則幸 氏
17:30〜19:00 レセプション
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(第2日目)
1.日時 平成19年2月2日(金) 10:30〜17:30
2.場所 九州大学伊都キャンパス(福岡市西区)
3.日程
10:30〜12:00 『九州大学伊都キャンパス視察』
13:30〜17:30 『水素材料強度特性研究チームワークショップ』
水素先端世界フォーラムリーフレット → Leaflet(PDF 1.11MB) |