2月3日(水)、4日(木)、水素材料分野の世界的な研究者や産業人が一堂に会し、各国の研究開発動向や研究成果等を発信する「水素先端世界フォーラム」を開催しました。
3日(水)午前のフォーラムでは、「水素エネルギー社会実現に向けた世界の地域戦略」と題し、日本・米州・欧州で先進的な取組を行う地域の代表者が講演を行いました。
福岡県の麻生渡知事(福岡水素エネルギー戦略会議 顧問)からは、「福岡水素タウン」「水素エネルギー製品研究試験センター」を始めとした、世界最先端の『福岡水素戦略(Hy-Lifeプロジェクト)』の取組が紹介されました。
カナダ水素・燃料電池協会のMr.John W.Takからは、バンクーバーオリンピックに合わせ整備された「水素ハイウェイ」や、燃料電池バス20台を使った社会実証の取組などが紹介されました。
ドイツNRW州のDr.Andreas Ziolekからは、350機関が参加する欧州最大の産学官連携組織「Fuel Cell and Hydrogen
Network NRW」の取組や、水素エネルギー社会実現に向けた水素の製造方法に関する検討状況などが紹介されました。
同日(3日)午後のフォーラムでは、九州大学,産業技術総合研究所『水素材料先端科学研究センター』を始めとした世界の研究者から、水素材料分野に関する最新の研究成果が発表されました。
また、翌4日(木)は、九州大学伊都キャンパスに会場を移し、各専門分野(ワークショップ)毎に分かれ、より専門的な内容に関する研究成果の発表や、研究者同士の活発な議論を行いました。
今年で4回目を迎えるこのフォーラムは、毎年参加者が増加し、今回は海外22カ国からの参加者61名を含む450名もの方にご参加いただきました。
盛況のうちに終了することができましたことを、心からお礼申し上げます。
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