平成24年11月20日(火)、九州大学伊都キャンパスにて、「高効率水素製造研究分科会/燃料電池要素研究分科会」を開催しました。
水素製造では、東京ガス(株)黒川氏より、次世代のオンサイト改質水素製造装置として期待される「水素分離型リフォーマー」について、システム構成から課題解決、また、CO2回収の可能性までお話しいただきました。また、座長でもある九州大学田島教授からは、 バイオマスからの水素製造について、バイオマス種と地域特性との比較や、都市ガス改質と畜産廃棄物を改質した場合の水素価格の比較などをとおして、定量的かつ経済的な実現可能性についてお話しいただきました。
燃料電池については、高砂熱学工業(株)加藤氏より、水電解・燃料電池一体がセルに関して、技術課題と解決に向けたお取り組みや、実際に太陽電池電力に接続した場合の水素の安定製造についてご講演頂きました。分科会最後には、慶応義塾大学小川准教授より、燃料電池内部の含水量や電流の空間分析を目的とした小型NMRコイルの開発や、その計測結果についてご紹介いただきました。 |
講 演 |
講 師 |
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講演1 |
東京ガス(株) 基盤技術部 技術研究所 水素システムチーム 主幹研究員 黒川 英人氏 |
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講演2 |
九州大学大学院工学研究院機械工学部門 教授(座長) 田島 正喜 |
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講演3 |
高砂熱学工業(株) 総合研究所 加藤 敦史 氏 |
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講演4 | 慶應義塾大学理工学部機械工学科
准教授 小川 邦康 氏 |
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平成24年度の研究分科会日程及び過去の研究分科会については
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(投稿日:2012/12/20)